結末のメモ

映画の結末と軽い感想をメモ程度に書いてます。

映画「市子」

・監督、戸田彬弘

・主演、杉咲花

 

・内容

同棲歴三年のカップル、長谷川義則と川辺市子。長谷川義則からプロポーズをされた数日後に、川辺市子は姿を消した。

 

長谷川義則は、川辺市子を追う刑事に同行し、彼女の生い立ちを知っていく。

 

・結末・ネタバレ

川辺市子は親の都合で戸籍がなかった。

 

川辺市子には月子という妹がいた。月子は幼くして不治の病で寝たきりだった。まだ二人が幼い頃、経済的にも身体的にも限界を迎えた母親は、川辺市子に月子を殺す(延命装置を外す)ように指示した。川辺市子はそれに従い、月子はこの世を去った。川辺市子は、月子に成りすまして学生時代を送った。

 

学生時代、川辺市子は月子殺害をネタに義父に暴行されていた。耐えられなくなった川辺市子は、義父を殺害して家を出た。その頃から川辺市子は市子として生活した。

 

長谷川義則から去った川辺市子はSNSで北見冬子と知り合った。北見冬子は川辺市子と同年代の女性で自殺願望を持っていた。川辺市子は彼女に「身分証明書を持ってくれば死なせてあげる」と伝えた。

 

後日、「海に落ちた車から身元不明の女性の遺体が見つかった」とニュースが伝えた。(その後、川辺市子は北見冬子として生きていくのだろう……か?)

 

・感想・備考

展開に無理を感じるところもある。「作者に仕組まれているな」と感じるところもある。しかし、それは些細なことかもしれない。

 

見終わった後にモヤモヤが残る。もうちょっと先が気になる。ずっと先も気になる。そこが良い。